第8回 空気の熱でお湯が沸く!? エコキュートとは?
11月も後半になり随分冷え込んできましたね。
寒くなると食器洗いや洗顔のときの暖かい給湯はありがたいですよね。
ですがこの「給湯」は家庭の消費エネルギーの実に1/3を占めているんです。
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いかがですか? 意外と「給湯」は見落としがちではないでしょうか。
この「給湯」の省エネを実現し、なおかつCO2の排出を抑えてお湯を作ることができるのが、 |
エコキュートの特徴は空気の熱を利用して”燃焼させることなく”お湯を作ることができるところです。
でも空気の熱はお湯が湧かせるほど熱くないですよね?
どんな仕組みでお湯が沸くのでしょうか。エコキュートの仕組みを見てみましょう。
エコキュートの運転の仕組み(フルオートタイプ)
「エコキュート」とは、CO2冷媒ヒートポンプ給湯器の愛称です。
CO2冷媒の名前の通り、熱を作り出す冷媒としてCO2を利用しています。

| (1) | 大気中から熱を集め冷媒(CO2)に移します。 |
| (2) | 圧縮機(コンプレッサー)でCO2を圧縮します。 ※気体は圧縮すると熱くなる性質があり、ヒートポンプユニットはその仕組みを利用しています |
| (3) | 熱くなったCO2の熱を水に伝え、水をお湯に変えます。 |
| (4) | 再びCO2が熱を集めやすいように膨張弁で膨張させCO2の温度を下げます。 |
| (5) | 水で給湯の温度を調節します。 |
秘密はこのエアコンの室外機のような「ヒートポンプユニット」にあります。 (1)〜(4)のように冷媒(CO2)を圧縮させたり膨張させたりして熱を作って運びます。 その熱を水に伝えてお湯に変えていく仕組みです。
エコキュートは空気の熱を利用することで「1」の電気エネルギーを使うと「3」以上の熱エネルギーが得られます。つまり3倍以上の能力でお湯を作ってくれる効率のよいシステムです。
また電気は昼間より約70%安い深夜電力を利用することで、コストも抑えることができるのも特長です。
東京電力のサイトによれば、東京都の杉並区内にある住宅全てにエコキュートが普及した場合、 年間約23万トンのCO2削減になるそうで、これは東京23区の面積相当の森林を保全するのと同じ効果があるそうです。
京都議定書で、日本は温室効果ガスを1990年比で6%減らす目標がありますが、日本の2004年の温室効果ガス排出量は13億5500万トンになっており、逆に基準年となる90年比で6.5%増えているそうです。
国は「京都議定書目標達成計画」にエコキュートの普及目標台数を盛り込み、導入補助金制度を設けて普及を促しています。
エコキュート導入補助金制度の詳細についてはヒートポンプ・蓄熱センターのサイトをご参照ください。

