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※以下は、2007年に制作した記事です。

日本エコシステムはチームマイナス6%の一員です

第3回 排出物ゼロのスーパークリーンな太陽光発電システム

これまで、発電の過程でCO2が排出され、地球温暖化に繋がって行き、地上の気温が上がってしまうというお話をしてきました。それでは、CO2が排出されない発電方法はないの? というのが、今回のお話です。

世界中で人間が1年間に消費するエネルギーを、たった1時間の発電でまかなえてしまう
という、夢のようなエネルギーがあるのですが何だかわかりますか?

今回のタイトルで分かってしまうかと思いますが(笑)、そうなんです。
正解は、太陽光エネルギーです。

地表に降り注がれる太陽エネルギーは、1平方メートルあたり1kW程度である。これは地球全体に降り注がれる太陽エネルギーとして考えると、世界の年間消費エネルギーを僅か1時間で賄えるほどのものである
というのです!(引用:資源エネルギー庁HPより)

  太陽光発電
この太陽エネルギーで発電する太陽光発電システムは、発電の過程でCO2などの排出物を全く出さないというクリーンなシステム。しかも太陽光エネルギーは、太陽がなくならない限り尽きることがないエネルギーと言えます。
輸入する石油への依存度が高く、資源の少ない日本にとっては、まさに恵みの新エネルギーです。
もし世界中の屋根がソーラーシステムになって、みんなが太陽光エネルギーを使うようになったら、今よりもっとクリーンにエネルギーを得られるようになるのではないでしょうか?

日本と同じように、石油への依存度が高く資源の少ない国の1つにデンマークがあります。
デンマークでは2030年までに、政府によって海上に4,000MWの風力発電が設置される計画が進められています。(風力発電もクリーンなエネルギーのひとつです。)4,000MWの電力は、デンマーク全体の電力消費量の50%以上になるそうです。
(風力発電と言えば、昨年Def Techの曲で話題になった横浜ゴムのCMの映像が思い出されますが、あの場所はデンマークの風景だったのです!)

そんなデンマークは今、風力発電大国と言われています。実際、風力発電機の多くはデンマークのメーカーが占めています。

では日本はどうでしょう?

皆さんの家のまわりにも増えてきたんじゃないでしょうか。太陽光パネルが付いている家が。
太陽光発電のパネルの多くは日本のメーカーが研究開発し発売しています。
日本が世界的な太陽光発電大国だと言われるようになったとき、環境問題が少しでも改善されているといいですね。

省エネドットコムには、みなさんのお家で太陽光発電をした場合、どのくらい発電できるのか、どのくらい地球環境に貢献できるのかなどが、オンラインで簡単に計算できる「太陽光発電シミュレーション」というコーナーがあります。ぜひ利用してみてください!

参考リンク
  • 省エネドットコム / 太陽光発電を知りたい
  • 資源エネルギー庁
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